過去にしがみつきながら、彼らの死を受け入れる




  中学生の時、

 ジョンレノンが亡くなり、

 その後 

 彼と会えるのはレコードジャケットだけでした 。


 大学生の時、

 松田優作さんが亡くなり、

 その後 

 彼と会えるのはレンタルビデオ店でした 。


 最近、

 高橋幸宏さん、坂本龍一さんが亡くなりましたが、

 彼らとはリモコン操作ひとつで、

 今の自分よりも若い姿の彼らに会える、いや、

 観ることができる時代になりました。


 当然ですが、会った事は無いですから、

 死んでしまったといっても、

 実感がわきません。

 なぜなら 

 モニター越しの彼らは 

 生き生きと輝いているのですから。


 私の中で 

 彼らは死んでいないのです。


 でも 

 新しい、今の 彼らを 

 観ることはできないと思うと 

 苦しくなります。


 死とは、

 本人の問題では無く (だって死んでますから) 

 本人の周りが感じるものなのですね。


 死んだ人のメッセージは共通していて、

 『次は君の番だから、愉しんで生きてね』 

 そう伝えてくれているような気がします。


 死ぬまで大好きです、憧れの人達。 

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