魔法の手

小学生にしては上々。だと思ったが、

じいちゃんがにやりとしながらその絵に修正をした。

靴の絵に立体感がでて、革が見事にピカピカになった。

その靴屋の看板は、ご主人が引退するまで かなり長い期間使われ、

その店の前を通ると友達に自慢したものだ。

でもあの筆使いと色の選択は見事だった。

看板に色々な絵を描くじいちゃんは

さすがは絵描き屋、魔法の手を持っていると思ってた。




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