見えたものだけが、正解ですか?
ハーブの上で、指一本で逆立ちしています。
……そんなふうに見えませんか?

もちろん、私にそんな芸当はできません(笑)。
この写真には、小さな仕掛けがあります。手がかりは、左側の「STAFF ONLY」のプレートです。
文字が読める向きを、写真の正しい向きだと思う。すると、私が逆立ちしているように見えてしまうのですね。
では、プレートを隠してみます。

ホラ。写真を逆さまにしているだけだと、気づきやすくなりませんか?
同じ写真なのに、不思議です。
変わったのは、こちらが見方の手がかりにしていたものです。
見えていることと、分かっていることは、どうも同じではないようです。
「STAFF ONLY」という小さな文字を頼りに、写真全体の上下まで決めてしまう。一つの手がかりから、ほかのものの見え方まで変わってしまうのです。
これは、写真に限った話でもないのでしょう。
誰かの一つの行動を見て、
「あの人は、こういう人だ」と思う。
目の前の結果を見て、
「これは失敗だ」と決める。
でも、その人には、こちらが知らない事情があるかもしれません。失敗に見えた出来事にも、まだ続きがあるかもしれません。
自分には、確かにそう見えた。だからといって、それだけが正解とは限らないのですね。
目に見えるものだけで、答えを出してしまわない。
そう思っている私もつい「見れば分かる」と言ってしまうのですが(笑)。
ちなみに、元の写真はこちらです。
私はただ、ハーブに手を伸ばしていただけです。

問題が起きた時は、見方をひっくり返してみると解決の糸口が見つかるかもしれませんね。