『モダン』ですね~


『モダン』という言葉に、どんなイメージを持ちますか?

『現代的』『お洒落』というような意味で使われる事が多いですよね。


『現代的』とは『=都市的』と言い換える事も出来ます。


隈研吾氏がデザイン監修した「角川武蔵野ミュージアム」


そして『都市』の対義語になるのが『自然』です。


つまり『自然』という、太古の昔からある複雑かつ難解なものを

どんどんと削ぎ落としてシンプルになっていくのが

『都会的』つまり『=モダン』なのです。


例えば、一本の木に

同じ色、形の葉はありませんよね?

何故なら、葉の生える位置が1㎝でも違えば

陽の当たる箇所も少しずつ変わるからです。

つまり、それぞれが生き残るためには、

「同じ」であってはいけないのです。


そんな『自然』に対し『都市』では

1㎝の差よりも(つまり個性を活かすよりも)

同じものを大量に作り、

人と「同じ」であることの方が大切なのです。



誰かに「モダンだね!」と言われたとしたら

センスを褒められたと感じる人も多いでしょう。

でも実は、

誰かと「同じ」ような『モダン』なのかもしれません。


真のモダンとは何か?を

各業界が考えていく時かもしれません。


注意:決してモダンの否定ではありません。

現代アートにおける『モダン』とは、究極の引き算表現です。

カンディンスキーの作品は大好きです。

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