どんな人からもモテたいの?

ある日、三十代後半の男性から、こんな相談を受けました。
「どうしたら女性にモテるんですか?」

それが分かっていたら、私も苦労はしません(笑)。
「モテたい」という気持ちに、どれだけ時間やお金を使ってきたことか。

でも、考えてみると面白い問いです。
そこで、二人で真剣に考えてみました。

モテるとは、相手に気に入られ選ばれること。

ひとまず、そう考えて話を進めました。

女性といっても、赤ちゃんからお婆さんまで全ての層に気に入られることを目指すとなれば、なかなか大変です。

「いや、そこまでは求めていません」

彼の返事は早かった。

つまり彼には「女性にモテたい」のではなく、「自分が魅力を感じる女性からだけモテたい」のです。

おばあちゃんたちに囲まれて好かれ、少し困惑する男性の白黒コミックイラスト

ここで、話が少し変わりました。

この話は商売にも通じると思いました。

どうしたら、お客様に選んでもらえるのか?
「つまりモテるのか?」

価格でしょうか。品質でしょうか。対応の早さでしょうか。

こちらが気に入ったからといって、相手も気に入ってもらえるとは限りません。
恋愛も商売も、そこが難しいところです

でも、全てのお客様に気に入られることだけを目的にすると、自社が大切にしているお客様まで失うかもしれません。

赤ちゃんからお婆さんまでモテるのは難しいのです。
人間関係も同じです。

自分は誰と関係を深めたいのか。
なぜその関係を深めたいのか。

相手を知ること。
自分の望みも知っておくこと。
その両方があってこそ、無理なく続く関係になるのでしょう。

モテる方法を考えていたはずが、いつの間にか、こんな話になっていました。

相談をしてきた彼も、その後、自分が求めている相手についてもう一度考えているようでした。

なかなか難しい宿題がでてしまったようです。

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